since  2004/01/09
更新日 2006/10/24
(推奨フォント・小)



こちらは、漫画家・篠原烏童の公式サイトです。



◆「ファサード文庫1巻」に関するお詫び

 こんにちは。
すっかり秋らしく夜には足先が冷たいです。
お元気ですか?


 私は今年最大の難関、「ネムキ」「キャラ」「ウィングス」のしめきり
ぎゅぎゅっと3連チャンの大波をなんとか乗り切って人間に戻ったところ
です。笑。そして洗濯を終わらせたら、いつのまにか10月も下旬、は、は
やすぎます。
 今年は連作を予定していた雑誌が潰れてしまったり、「あ、それ。描き
たいです−」という依頼企画が動かないままだったりで、スケジュールに
わりと隙間もできるかも、と思いましたが、それらがなくなったのは天の
助けだったのか、という相変わらずのきちきち状態です。

 新書館さんから出していただいた「ファサード」文庫3巻には、普通版
の単行本に載せはぐれたまま、これを現在の絵柄にまぜるのは変かな、お
話も取り立てて意味の生じる話ではないし、このままもう載せなくていい
よね、となっていたコメディ短編を、文庫なら同時期の作品にまぜられる
ね、と載せさせていただきました。
 5巻には教授主人公の書き下ろしの短い文章を。教授の世界に関わる話
をかくのは、白黒漫画では厳しいし(読んでくださった方はわかってくだ
さるかと思いますが、せめてカラー、できれば音のあるものか、バーチャ
ルシアターみたいに匂いとか温度とか感じるものが欲しいな−。というぼ
んや〜りしたシロモノなので。笑)別に皆さんも取り立てて読みたいもの
ではないんじゃないかな、と私のファサードメモのはしっこに小さく書い
てあったものです。が、5巻のあまりが丁度ページ数的にはまっていたの
で、これを逃したら機会はないと思い担当さんに持ちかけたところ、「い
いんではないですか」と快諾してくださったので。
 で、書きはじめて気がついたのです。こーいう文章を書くって初めてな
のでは!?レポートや卒論は書いても、小説系の文章をちゃんと書くって
、そういえばなかったですよ。汗。というわけで処女作(?笑)なもので
すから、たどたどしいとかその他いろいろ思われるかもしれませんが、お
許し下さい。
 ほんとに勉強になりました。漫画と気の使い方がこんなに違うんだなあ
。今まで正直「いいなあ、小説は。漫画でこんなに必死に1日やら2日や
らかけて描いた背景(おそらく見てもらえるのは一瞬だけど、ちゃんと描
かねば世界観が伝わらないし、が、がんばらなくちゃね)を1行で書けち
ゃったりするもんなあ」などと思う事もありましたが、すみません。大変
なところが違うだけで、やっぱり大変なんですね。はあはあ。ぐったり。
本当に文章家さん達をこころから尊敬しますです。ぺこり。
 というわけで、よろしかったら文庫もよろしくです。


 いただいたお手紙で「いつもかたい言い訳ばっかり書いてる(笑)」と
言われちゃったもので(あはは、そ、そうかもしれませんね。汗)、たま
には違う事も書いてみようかと。
 ほんとに1年に何度かあるかどうかですが、乗り物で、感動する事があ
ります。えーとですね、運転者のオーラで包み込まれたような走り、に出
会うと、本当に、本当に至福なのです。はは。こんな書き方では不十分で
すよね。
 例えば先日乗ったJR。その日私はちょっと体調が優れなくて電車の中で
気分悪くなったらいやだなあ、と思っていたのですが、いつの間にやら治
ってた、どころか何か清清しい気分。なんだろ、これ。気がつきました。
電車がほんとに揺れない!カーブも停車も、夢のように音すらしない!
(いや、音はしてますけど。がだだーん、ぎしょっ、ぐぐげーっ、ぎぎゅ
〜っ、げそ。 ってとこがすたーん、すす、すー、す。って感じ。わ、わ
かるかしら。汗)この時はコンビごとすばらしかったのか、停車と同時に
開くドアのタイミングもすごかった。同時、じゃなく多分止まったホント
にその刹那に開きはじめてる。武道のわざを見ているような呼吸です。
うはー!うっとり!できれば運転席に駆け寄って素敵な運転ありがとう!
とお礼を叫びたかったです!8月2日17時53分位に上野着の中距離電
車の運転手さん!ブラボー!
 むかーしにも通学電車でこんな運転の方がいらして、その方の運転にあ
たった日はよい占いの日みたいに嬉しかったなあ。
 それから、まだ香港が啓徳空港だった頃、あれはJALだったと思うけど、
あの短い滑走路におりるには、最後結構客席にも強い圧が来るのが常なの
ですが、その機長さんはうそのようにそっとランディングしたのです。ほ
んとうにあれッ、と言う程やさしく。着地の瞬間がわからなかった。
そういえば飛んでいる時からわけもなくこの飛行機に乗っている事が楽し
かった。あれは機長さんが機体も乗客もクルーも、全てを包んで飛んでた
からなんだなあ。いや、そりゃ、気象条件とか機種とか整備とかスタッフ
とか全て関係してるのはわかってますよ。でも、友だちの車の運転なんか
もそうですが、上手い下手ではなくて、車を動かしてる人と、車とともに
走ってる人の運転は全然質が違うと感じるのです。なんか車体ごと優しく
包まれてるのを感じて無性に嬉しいのです。
 この感じをを私は車体をオーラで包んで走ってる、と言っているのです
が、「なにそれ−」と変な目になっちゃう人と(笑汗)、「あーあ、わか
るわかる」とうなずいてくれる人と。五分五分です。
 でも、これはほんとに武道の達人と同じことだと思うのですよ。すばら
しい演技とかバレエとか演奏とか、そういったものと同じ芸術だと。そし
て、この世の中にそうした人は沢山いるんだと思うな。すてきにぴっちり
しまったネジなんかもすばらしいし。

 なんて、日々結構楽しく暮らしています。
く、くだけすぎ?「わかるわかる」の方が多いといいのですが。(^^;)

 それでは、また。
 お風邪など召されませんよう、御自愛下さい。

                 10月22日 篠原烏童拝





◆ お仕事情報 ◆
― 2006年後半予定雑誌 ―
12月30日 「ウンポコVOL.7」(新書館)
    『スタさん』シリーズ
22日 「Chara」(徳間書店)2月号
    『EYED SOUL』
13日 「ネムキ」(朝日ソノラマ)1月号
    『1/4×1/2 R』
10月28日 「Wings」(新書館)12月号
    『ファサード』シリーズ
22日 「Chara」(徳間書店)12月号
    『EYED SOUL』
13日 「ネムキ」(朝日ソノラマ)11月号
    『1/4×1/2 R』
9月30日 「ウンポコVOL.7」(新書館)
    『スタさん』シリーズ
8月13日 「ネムキ」(朝日ソノラマ)9月号
    『1/4×1/2 R』
6月06日 「ミステリーボニータ」(秋田書店)7月号
 別冊ふろく  収録作品(再録ものです)
 「カムフラージュ」「虚無の瞳」
 「八房恋抄」「矢竹の音」「STONE」
6月 「ネムキ」(朝日ソノラマ)7月号
    『1/4×1/2 R』
「Chara」(徳間書店)8月号
    『EYED SOUL』
「ウンポコVOL.6」(新書館)
    『スタさん』シリーズ
― 単行本発売予定 ―  
'06  08月 「ファサード」1−5文庫版(新書館)
     8月より刊行
08月下旬 「ファサード 14」(新書館)
06月29日 「新選組アンソロジー・花と乱」(光文社)
    「黒猫」8ページ
02月 「ファサード 13」(新書館)


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