since  2004/01/09
更新日 2014/10/03

こちらは、漫画家・篠原烏童の公式サイトです。




 
神保町
書泉ブックマートさんがリニューアルされました。
おめでとうございます。

拙作のサイン本も置いてくださいました。
ありがたい事です。

サインですが、

それぞれ
生類が4巻で
あ、り、がた、し と
クォート&ハーフが6巻で
THANK U になってます。

揃えますと言ってくださる方には
ちょっとお楽しみにと遊んでみましたが、
もちろん一冊でも、本当に本当にありがたい事です。

いつも、本当に感謝しています。
ありがとうございます。

烏童





ご挨拶
 
-盲導犬の漫画描いてたよね?あれについて、どう思う?と友人に聞か
れました-


盲導犬について、虐待とかいう議論がありますね。
それはいろいろ意見はあると思います。
拙著「いっしょにあるこうね」のあとがきでも書きましたが、
私自身も盲導犬を見て、可哀想かも、と思っていた子供の時期もありま
したし、
本犬が幸せかどうかを人間の言葉で確かめる事はできません。


ただ、よく知らないままに自分の基準だけで可哀想と言うのは、
懸命に努力している人にも、犬にも、それこそ可哀想なのではないかな
あ、と思うのです。
犬は例えば猫とは違い、人間と何かをする事が嬉しいように進化してき
た動物です。
そんな自分勝手な進化をさせる事自体間違っているのでは、まで遡って
しまうと
また話は広がっちゃうのでちょっとおいちゃいますが、家にいてくれる
飼い犬だって、
そう進化したからこそ、今こうして私たちと暮らしていてくれるわけで
すよね。

ただ、お仕事、という事に引っかかる方もいらっしゃるのだろうなあ。
私は人間の考える仕事が大変、と彼らのそれは違う気はするのですが、
これも本犬には確かめられないので断言する事はできません。


でも、何より、取材した身としてちゃんとお伝えしなければと思うのは、
最終的に盲導犬になれる犬は限られている、
適性が本当にちゃんとみられているという事です。

盲導犬にならなかった子達は、遊ぶのが好きだったり、歩くの嫌いだっ
たり、
人ごみが苦手だったり、普通の飼い犬としたら、ちょーお利口さんレベ
ルでも、
だからといってイコール盲導犬ではない。
犬の個性として、誰かにつくして喜んでもらって、自分を愛してもらう
のが大好きな子が
最終的に盲導犬になるわけです。

これは人間の人生だって同じじゃないかなあ。
いや、それより余程厳しく適性が考えられている、まさに適材適所なん
だ、と、
実際見た時に感じました。

取材した盲導犬たちは、たぶん痛い思いをしたり、心ない人になにかさ
れても鳴かないかも、
と私はその時感じました。
ただし、取材時にも、なにかあっても鳴かないように、といった訓練は
していません、
と説明されました。
私が感じたのは、それは強制されているわけではなく、性格的におっと
りしていたり、
ちょっと図太い子だったり、何より人間を信じてるので、怒ったり騒い
だりするより、
ええ〜?どうして?って思ってるような。
犬好きな方は今、あのレトリバーの「?」って顔が浮かんだのではない
でしょうか。

それと、よく知らない、という方にお伝えしておきたいのは、
基本的に盲導犬の一日のお仕事時間は思う程長くないことです。
ユーザーさんの移動時間分、なわけですから、一日中お仕事なわけでは
なく、
移動がおわってハーネスはずせば、犬らしくバルルルッと体を振ってお
もむろに寝転がり、
さ、ぐーたらしちゃうもんね、という感じでした。
レトリバーは懐っこいので初対面の私たち取材者にだって遊びをせがみ
ます。
おもちゃの引っ張りっこをして、あー、こんなに逞しいからユーザーさ
んをどーんと
助けられるのね〜、などと実感したり。

もし、私が目が見えなくなったら、どんなに出来のいいツールがあって
も、
やっぱりあのあったかい、愛のある存在が側にいてくれたら嬉しいな
あ、と思うのです。
ごめんねごめんね、今の瞬間、自由に走り出したかった?と、聞きなが
ら、
その分いっぱい愛してるから、ね、とくしゃくしゃ毛皮をなでくりまわ
しながら、一緒に外に出たい。
犬も笑ってくれる気がする、というより、そこで笑える性格の子が、盲
導犬になるのだと思います。


心ない事件がなくなるように、
彼らを勝手に解釈して、関わる人々が辛いおもいをする事がないように、
(一緒に歩いているユーザーさんが責められたりしたら、犬はそれを感
じて
それこそ悲しいおもいをすると思います)
オスカーくんの傷が、はやく癒えますように。

心から、祈ります。

                         2014年9月 篠原烏童 拝



◆ お仕事情報 ◆
― 2014年予定雑誌 ―   
12月28日  「Wings」2月号(新書館)
  『ファサード』
13日  「Nemuki+」1月号(朝日新聞社)
  『1/4×1/2 R』
10月28日  「Wings」12月号(新書館)
  『ファサード』
13日 「Nemuki+」11月号(朝日新聞社)
  『1/4×1/2 R』
 
8月28日 「Wings」10月号(新書館)
  『ファサード』
11日 「Nemuki+」9月号(朝日新聞社)
  『1/4×1/2 R』
 6月28日 「Wings」8月号(新書館)
  『ファサード』
13日 「Nemuki+」7月号(朝日新聞社)
  『1/4×1/2 R』
4月28日 「Wings」6月号(新書館)
  『ファサード』
13日 「Nemuki+」5月号(朝日新聞社)
  『1/4×1/2 R』
2月28日 「Wings」4月号(新書館)
  『ファサード』
13日 「Nemuki+」3月号(朝日新聞社)
  『1/4×1/2 R』
― 2014年 単行本情報 ―  
5月26日  「浅葱の風音」(秋水社)
4月25日  「コトホギノウタ」(新書館)
18日  「香港黒色灯 上」(ホーム社)
18日  「香港黒色灯 下」(ホーム社)
3月08日  「生類憐レマント欲ス 4」(祥伝社)
   
― 2013年 web magazine ウィングス ―   
11月 「コトホギノウタ」(新書館)
  『一期は夢よただ狂へ《後編》』
10月 「コトホギノウタ」
  『一期は夢よただ狂へ《前編》』
 
8月 「コトホギノウタ」
  『玻璃の像』
― 2013年 単行本情報 ―
8月07日 「1/4×1/2」6巻(朝日新聞社)
7月16日 「明日は死ぬのにいい日だ 3」(秋田書店)
3月08日 「生類憐レマント欲ス 3」(祥伝社)
2月15日 「明日は死ぬのにいい日だ 2」(秋田書店)
予定 夏頃にネット版ウィングス数回
  秋頃ゴールド読み切り




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